信州で遭遇したJazz Quartet

o8n

8月の終わり、暑さを逃れる思いで、妻と信州にいくことになった。

宿泊先のホテルで夕食を楽しんだ後、ホテルのロビーを通過すると、ロビー横の待合場所を利用してジャズバンドが演奏を行っていた。

名前はAzumino Jazz Quartet(安曇野ジャズカルテット)といった。女性ボーカル1名、ピアノ1名、コントラバス1名、トランペット1名の合計4名による演奏であった。

なかなかない機会だと思い、椅子に腰掛け演奏を眺めていた。

妙齢の女声ボーカルに魅せられ、軽やかなピアノサウンド、重みがありつつリズミカルなベース音、そしておそらくメンバーの中で最年長の男性が奏でるトランペットは哀愁を帯び、味わい深く円熟した音色であった。

ハードめのスケジュールを無理やり抜け出して長野に逃げ込んだ矢先に出会ったのもあり、彼らの織りなす多重奏は疲れた心身に染み入る代物であった。

演奏が全て終わってから部屋に戻るとAzumino Jazz Quartetについて色々調べた。

Azumino Jazz Quartetはおそらく固定メンバーで活動しているわけではなく、その時々によってメンバーが入れ替わる模様である。(トランペットの男性が取り仕切っているように見受けた) 演奏の動画や活動記録もインターネット上でちらほらあるが私が見たメンバー構成ではない人たちのものだった。女性ボーカルの名前を検索したかったが全くヒットしない。

彼らは信州地域のホテルなど施設を回って演奏をしているらしい。あの構成での演奏はもう二度とお目にかかれないかもしれないな。

今回の旅の収穫の一つとして、ジャズの魅力を感受できたことであった。

仕事終わりにジャズバーやジャズ喫茶に行きたくて仕方ない。とりあえず都内の良さげなお店をピン留めしまくっている。